誰もが経験する最も身近な感染症
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かぜの原因の約8割はウイルス感染です。ライノウイルス、コロナウイルス、アデノウイルスなど多種多様なウイルスがあり、季節や流行によって流行株が変わります。細菌感染は少数ですが、二次感染として起こることもあります。冷えや過労、睡眠不足などによる抵抗力の低下も発症リスクを高めます。
かぜ症候群では次のような症状が現れます。
症状は個人差が大きく、鼻症状が強いタイプ、のどの痛みが中心のタイプ、咳が長引くタイプなどさまざまです。
診察では鼻やのどを観察し、必要に応じてインフルエンザや溶連菌などの迅速検査を行います。単なるかぜなのか、それとも他の感染症なのかを見極めることが重要です。
かぜの多くは自然に回復するため、治療は対症療法が基本です。解熱鎮痛薬や消炎薬、咳止め、去痰薬、抗アレルギー薬などを組み合わせて症状を和らげます。細菌感染が疑われる場合には抗生物質を使用しますが、不要な投与は避けるようガイドラインに沿って慎重に判断します。
十分な休養と水分補給も回復のために欠かせません。無理をして仕事や学校に行くことで、症状の悪化や周囲への感染拡大につながることもあります。
おおの耳鼻咽喉科クリニックでは、耳鼻咽喉科の視点からかぜの症状を総合的に診察しています。鼻水や咽頭の赤みだけでなく、中耳炎や副鼻腔炎といった合併症がないかもチェックし、必要に応じて内視鏡で詳細に確認します。板橋区役所前駅徒歩1分、予約不要で受診できる体制を整えているため、急な発熱やのどの痛みでも安心して受診いただけます。
この記事の監修者
おおの耳鼻咽喉科クリニック院長 大野 俊哉(おおの としや)
おおの耳鼻咽喉科クリニック院長。日本耳鼻咽喉科学会認定耳鼻咽喉科専門医であり、医学博士として耳・鼻・のどに関する幅広い診療に携わっています。特にめまいや難聴、耳鳴りといった生活の質に大きく関わる疾患にも力を入れ、地域の方々が安心して相談できる体制を整えています。所属は日本耳鼻咽喉科・頭頸部外科学会のほか、日本医師会、東京都医師会、板橋区医師会・板橋区耳鼻咽喉科医会などで、近隣の他科診療所との連携も含め地域医療への貢献にも尽力しています。患者さま一人ひとりの症状や背景に丁寧に向き合い、信頼できる「かかりつけ耳鼻科医」として日々診療を行っています。
バリアフリー、エレベーターもございます。