難聴は、音が聞こえにくくなる状態を指します。加齢や騒音、耳の病気など原因は多岐にわたり、外耳・中耳に原因がある「伝音難聴」、内耳や神経の異常による「感音難聴」、その両方が合わさった「混合難聴」に分けられます。
症状は人によってさまざまですが、次のようなサインに気づいたら注意が必要です。
・会話の内容を聞き返すことが増えた
・テレビや電話の音量を大きくしてしまう
・騒がしい場所で言葉が聞き取りにくい
診断には聴力検査が不可欠です。原因によっては耳垢の除去や炎症の治療で改善することもあれば、突発性難聴のように早期の薬物治療が重要な場合もあります。加齢性難聴など進行性のタイプでは、補聴器を活用しながら生活の質を保つ治療が中心となります。